私個人は、ほとんど何もわかっていない
- sojisakurai
- 2019年11月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年2月25日
我が家にはモルモットがおります。生後半年くらいなので、寿命平均5年前後ののモルモット的にはもう十分大人です。実験動物として有名なこの小動物モルモット、もはやモルモットとは実験動物の代名詞と言えます。「私をモルモットにする気ですね?」とか、「我々はモルモットにされたんだ!」とか、どこかで聞いたことがある感じがします。それくらい実験動物として飼育法も確立されているこのモルモット、しかし身近に接していると発見が多くて驚きます。例えばだっこ(というか相当小型なので、胸のところに保持する、ももの上に置くという感じ)してしばらくするときゅうきゅう鳴き始めます。きゅるきゅるともくるくるとも聞こえます。これがいわゆるモルモットの「ごろごろ」です。猫のごろごろは有名ですね。猫はうれしいときごろごろとのどを鳴らしますね。あれと同じ現象がモルモットにも起こるのです。さらにモルモットはより集団動物なので、もう誰かの体温を感じるとうれしくて仕方がなくなるようなのです。もううれしくてうれしくて仕方がなくて、きゅうきゅう鳴きながら興奮して飼い主の指などを噛んでしまったりします。モルモットは群れて暮らす動物なので、国によっては単独飼育を法的に禁止していたりするようなのですが、それくらい依存する動物のようなのです。
また捕食される側の動物の代表といってもいいモルモットは、常に警戒し、眠る姿を我々には見せません。眠る姿どころか、瞬きする姿すら人には見せません。秒単位、分単位で眠るそうなのですが、もちろん見たことはありません。寝ない動物なんだよ、と言われれば納得してしまいそうです。そしてこちらを常にうかがいながら食べ続けます。したがって糞尿の量(とくに小)も尋常ではなくて、一晩ケージで過ごした朝は、相当大きなケージの中でも、半ば沼になっているような感じです。さらに彼らは自らのフンを、出したそばから食べたりもします。これはストレスからとかではなくて、日常的に行います。
このように、人類としてはほぼ知り尽くしている動物でも、私個人としてはほとんど何も知らないんだなと思い知らされているのでございます。
Comentários