国王の名なのに、今やレースしか思い浮かばない。
- sojisakurai
- 2019年10月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年10月30日
南城市民には言わずと知れた最も大きな市の行事のひとつ、第18回を数える尚巴志ハーフマラソン(以下尚巴志)が今週末11月3日、日曜日に開催されます。バックプリントは毎年異なれど、胸にパーランクーの模様が入った例の真っ黒の記念Tシャツは、各家庭平均5枚はあるのではないでしょうか。小学校で生徒の写真を撮れば、1人は必ず着ている子がいるあの黒いTシャツ、出所はこの尚巴志なのです。
レース開始前、スタート直後、新里ビラで、ニライカナイ橋で、安座間サンサンビーチそばで、長生薬草前でそれぞれ、ああどうしてもっと夏の間に走りこまなかったのだろう、もっとできたはずなのに、と毎年毎年思う尚巴志。コースが変更されても、距離が伸びてハーフマラソンでなくなっても、尚巴志は尚巴志としてとくべつな大会として君臨するのです。あの新里ビラの角度は、ひどいのです。数年前には存在したカテゴリー、10キロロードレス部門に出場した時、ハーフの最後尾に、新里ビラで遭遇したのですが、もう疲労困憊して本気で怒った女子数名が「ふざけんな尚巴志2度と出ねえ」と悪態をついていて、申し訳ないのですがその愛らしさに笑いそうになって困りました。お祭り気分をぽっきりへし折るあの急坂・・・この坂を自力で登るの?これお祭りじゃないの?えハーフマラソン?・・・そんな叫びにも聞こえました。情報は大事ですね・・・
私は初めてのロードレースが尚巴志だったので、そういうものだと思って走りましたが、その他の大会も出るようになって、いかに個性的なコースだったかをあとで知りました。ここをコースとして設定しているところが、しみじみこの大会はおもしろいですね。ちなみに新里ビラはゆっくり踏みしめて歩いても30分はかかりませんから、めげずにねばりましょう。坂の途中で尚巴志ハーフマラソンの歌も聞こえてくるはずです。ちなみにこれは尚巴志のための完全オリジナルで、公式ソングよりも個人的には好きです。今年も聞けるといいですね。
自転車道がコースから外れたのは寂しいですが、参加人数が増えたので、安全面から仕方がないですね。可能ならばみなさま、ぜひレース以外の日に、新里ビラを登ってそのまま自転車道を走ってみてください。いいところだなあとしみじみ思えます。
とはいえまずは11月3日、自分のペースで無事に完走しましょうね。
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