名言についての所感 伊坂幸太郎篇 5/5
- sojisakurai
- 2020年9月14日
- 読了時間: 1分
「不確定な伝染病に対処する方法」にも、正解のない問題が投げかけられています。今まさに世界中でプレイされています。どこまで恐れてどこまで経済活動をするのか、どこまで政府を批判して、どこまでよしとするのか。未来の見えない状況の中で、どのように未来につなげていくかが問われています。正解はいまのところ分からない。日本政府の対応が正しいのか、ブラジル政府の対応が正しいのかも、今のところ分からないのです。しかし何年かあと、おそらく解答が明らかになるでしょう。そのとき、「ああ、あの時わたしはあんなことを言ってしまったな、やってしまったな…」という後悔の念にとらわれずにありたいな、と思うのであります。
ちなみにこれはゲームに限らず、小説を読むことでもほぼ同じ効用が得られます。効用なんて抜きにしても、小説はどこへでも飛べる、誰にでもなれるというすばらしいジャンプ装置がついています。ぜひお読みください。
念のためお伝えしておくと、これは架空の世界のお話ですのでご注意ください。
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