名言についての所感 伊坂幸太郎篇 1/5
- sojisakurai
- 2020年8月12日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年8月15日
「人が生活をしていて、努力で答えが見つかるなんてことはそうそうない。答えや正解が分からず、煩悶しながら生きていくのが人間だ。そういう意味では、解法と解答の必ずある試験問題は貴重な存在なんだ。答えを教えてもらえるなんて、滅多にないことだ。だから、試験にはせいぜい楽しく取り組むべきだ。」― 伊坂幸太郎「オー!ファーザー」より
伊坂幸太郎ばかりで恐縮でございますが、伊坂幸太郎の新聞用の連載小説「オー!ファーザー」の4人の父親のうちの1人、最年長の大学教授、悟のことば。
実は多くの人がこれについては同じことを述べています。ジグソーパズル、クロスワードパズルを解くことの意味、学校の勉強についても同様のことが述べられます。様々な分野で述べられるのは、つまりそれが真理であるからだと思って差し支えないだろうとは思います。もちろん大多数の識者が述べるからそれは正しいに違いない、と思ってしまってはだめで、そこには自分自身の考察が必要です。果たして答えの分かっている問題に取り組むことに意義はあるのか?これが今回のテーマです。
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