名言についての所感 ガンディー 1/3
- sojisakurai
- 2020年7月4日
- 読了時間: 2分
A man is but the product of his thoughts. What he thinks, he becomes. 人間はその人の思考の産物にすぎない。 人は思っている通りになる。 -ガンディー
ここでのbutは副詞であり「ただ」とか「ほんの」という意味ですので注意。後半のwhatは先行詞を含んだ関係代名詞。高校で習います。what=the thing which~と考えると理解しやすい。直後の文の被修飾語となります。だから直訳すると、「人間はただその思考の生産物なのだ。彼が思うものが、彼がなるものだ」となります。
歴史の授業で学ぶ宗教家、政治指導者、インド独立の父、マハトマ・ガンディー(ガンジー)。数々の名言を残していますが、このことばは特に印象深い。人は自分が思っている通りになるというのです。医者になると思えば人は医者になり、歌手になる思えば歌手になっちゃうということでしょうか?お金持ちになると思えばお金持ちになっちゃうのでしょうか?現在お金に困っている人はそうなりたくてなっているということ?今回はこれについて考察してみましょう。
例えば身近な例として、明日の学校の数学のテストについて考えてみます。
高校生の2人、トノサマとユキオが放課後、暮れなずむ夕日に照らされながら学校の渡り廊下を下駄箱に向かって歩いています。夕日に横顔を照らされながら、トノサマはなぜかふと「明日の数学のテストは、1番が取れたらいいなあ」と思います。ユキオは校庭を眺めながら、なぜかふと、「明日の数学のテストで1番を取るぞ!」と思ってしまいます。前者は漠然と「希望する」のですが、後者は自ら「決める」わけです。そしてこのあとの2人のとる行動を見てみましょう。
続きは次回。
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