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コード①

更新日:2020年4月25日

 コードということばがあります。和音、弦、規則、規定、記号、符号体系、ひも・・・英単語にするとchord,code,cordとそれぞれスペルが違うのですが、わたしは勝手に全部ひっくるめて解釈しています。つまりカタカナで「コード」、と表記した時、それはその世界の中の不文律、決定事項、ルール、抗えないもの、「その世界」を形作る土台、常識などを意味すると考えます。私個人の勝手な解釈ですよ、念のため。

 「その世界」とは、例えば映画を例にとると、その映画はどの時代の、どの国の、誰の話で、というかそもそも人の話なのかこの世界の話ではないファンタジーなのか、シリアスなものなのか、コメディなのか、ラブロマンスなのか、SFなのか、大枠が決まっているはずです。それがコードです。人間ドラマの映画には、宇宙人は登場しませんね。SF映画には通常、政治について真剣に議論する場面は登場しません。アクション映画には、青春時代の葛藤の苦しみは(普通)表現されません。犬が主人公の映画なら犬がおしゃべりしても我々は驚きません。これらはそのコードに沿って作られており、観客はそれを理解して見ているからです。そこに筋が通っていないとしっちゃかめっちゃかになってしまうからです。それがないと和が乱れるわけです。調和がとれない、不協和音となり、世界が成立しないのです。ただ映画は芸術作品なので、あえてこの「正解破り」ともいうべき手法を用いてくることもありますが、それは本当に例外です。

 実はありとあらゆるものにこのコードがあるのです!

 続きはまた次回。

 
 
 

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